学校教育リフレクション

主に学校教育を中心に綴ります。「学び」は学校に限らず、家庭、地域、社会と広く、生涯を通じて営み、人を育むものと考えています。

少数派

マイノリティがマジョリティ

『マイノリティがマジョリティ』は、前川喜平と寺脇研の本に出てくる。 これからの日本、これからの教育 (ちくま新書) 作者: 前川喜平,寺脇研 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2017/11/08 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 少数派が多く…

いじめも青少年の自殺も、学校教育における2次障害

「いじめはなくならない」という言われている中で、 学校だけは「いじめゼロ」「いじめ撲滅」と叫んでいる。 確かに、行き過ぎたいじめは決してあってはならない。 いじめは学校だけにあるわけではない。 家庭で、職場で、人が集まれば、2人のときでもいじ…

問題行動等生徒指導上の諸問題(文部科学省 平成28年度 速報値)

平成29年10月26日に速報値が出ました。 目新しい所では、ここ数年の小学校での件数が増えています。昨年(平成28年)話題に出ていましたが、数が増えています。今後、注目を集めるところです。 暴力行為と不登校の2つのデータを並べました。何か共通なものを…

ホリデーハンガー

夏になると、英国では「ホリデーハンガー」という言葉が聞かれる。長期の休みに入り、給食がなくなると飢える子供が増えることから、こんな言葉使われるようになった。フードバンクでは、子ども用の夏期緊急食糧も配布される。1998年から2002年のス…

貧困は選択肢を失うこと

所得が真ん中の人の半分未満である「貧困状態」の家庭の子どもは(2013年の国民生活基礎調査時点では)約300万人いた。「報道では貧困状態が特に濃いケースが取り上げられので、より多くの子どもたちが置かれている相対的貧困の暮らしぶりが伝わらない」。一…