「わかった」というのは感情なのです。
「わかった」にもいろいろある。
1.全体像がわかる。(見当がつく)
2.整理するとわかる。(分類、まとめる)
3.筋が通るとわかる。(説明する)
4.空間関係がわかる。
5.仕組みがわかる。
ここまでは、未知のことに向き合ったとき、われわれがその未知なものとどう対処するか、あるいは、どう対処できるか。に関わるわかり方です。
6.規則が合えばわかる。
原理・原則を参照し、それに乗っ取って現象を操作し整理するやり方です。これは対処するだけではなく、対象そのものをコントールするわかり方です。
「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 (ちくま新書)より