「わかる」ために何が必要か
わかりたいと思うのはなぜか
我々は何にでも意味を見つけたがる。意味をつけないと落ち着かない。意味とは、わからいものをわかるようにする働きです。意識は情報収集のための装置。情報収集とは、秩序を生む心の働きです。わかるというのは、秩序を生む心の動き。秩序が生まれるとわかったという信号を出す。その記号が出ると快感や落ち着きが生まれる。
生きるということ自体が情報収集となる。
1.記憶と知識のの網の目を作る
わかるためには、それなりの基礎的な知識が必要になる。
2.「わからない」ことに気づく
心の異物感。自発的にわからないところをはっきりさせて、自分で解決していく。
3.すべて一緒に意識に上げる
作業記憶。図という手段によって全体の関係が同時に意識できる。
4.行為(運動化)にする
運動化(字を書く、自転車に乗れる)することは形をはっきりさせる。
人に説明すると、自分の「わかった」「わからない」が見えてくる。
5.応用(知識を別の場面で使う)する
知識の引き出しが別々になっているのは、見かけの知識だけで納得してしまい、見かけの裏に潜む共通の原理までわかっていないから。
別々の記憶と知識を(応用)つなげていくと見えてくるもの(わかった)がある。