学校教育リフレクション

主に学校教育を中心に綴ります。「学び」は学校に限らず、家庭、地域、社会と広く、生涯を通じて営み、人を育むものと考えています。

環境

家や地域、国を選んで生まれてくる人はいない。その人の人生に大きく影響するものであることは間違いない。生活環境、文化や風習などがそれに当たる。

 

同じ環境で産まれながら、自分の力を見つけ最大限に伸ばしていく人や埋もれていく人、力を伸ばすのではなく充実を選ぶ人それは人それぞれである。

 

産まれた環境は変えらえないわけではない。親元を離れる(距離を置く)親から離れなければならない。進学や就職など取り巻く環境が時間とともに変化していく。まるで時間が止まったように変化のない場で過ごしている人もいる。

 

環境の中の大きな要素は、気持ちを問題とする精神論や親子関係などの心理面ではなく経済問題である。命の安全が保証されているなら、お金があるなし大きな問題になる。

 

正直な話、お金に余裕があれば親がいなくても生活に困窮せず、進学や人生を楽しむことができる。お金は人生に潤いを持たせる。もちろん、親がいることで精神的に支えられ安心して人生を充実させている多くの人はいるだろう。

 

環境は、産まれたところの経済力が大きい。その個人差を埋めるのは政治の問題・社会保障の話になる。影響力の大きい「お金」の次に生活環境、文化を考える時、自分の力で環境を変えられるように、自分自身を強く太くする身につけてほしい「良い習慣」というものがある。

5つの習慣

証拠の問題「どうしてそうだということがわかるのか」

多様性における視点の問題「誰が言っていることなのか」

ものごとの関係やパターンを探ること「何が原因なのか」

仮定「事情が違えば事態はどう変わっていいたか」

なぜこの一つ一つが重要なのか「誰にとって重要なのか」

 

デボラ・マイヤー 北田佳子訳 「学校を変える力」

 

意識しなくてもしていられる習慣になるのは、 なかなか難しい。

でも、習慣になっていたら確かに強く太い自分になっている気がしませんか。