学校教育リフレクション

主に学校教育を中心に綴ります。「学び」は学校に限らず、家庭、地域、社会と広く、生涯を通じて営み、人を育むものと考えています。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「わかる」ために何が必要か

わかりたいと思うのはなぜか 我々は何にでも意味を見つけたがる。意味をつけないと落ち着かない。意味とは、わからいものをわかるようにする働きです。意識は情報収集のための装置。情報収集とは、秩序を生む心の働きです。わかるというのは、秩序を生む心の…

どんな時に「わかった」と思うか

1.直感的にわかる 「わかった」という体験は経験の一つの形式であって、事実とか真理を知るというここと必ずしも同じではない。 2.まとまるとわかる 解きほぐされ伝えられたものを、もう一度心の中で解きほぐされる前の心象へまとめ直す。上手くまとめら…

記憶がなければ「わからない」

記憶を土台に、初めてわかるとかわからないとかいう心理的な反応(感情)が生まれる。記憶がなければそもそも反応(わかった)自体、出現しようがない。 記憶のいろいろ ◎意識に呼び出しやすい記憶 (1)出来事の記憶 自分の身に起こる(移り変わる生活の流…

「わかった」というのは感情なのです。

「わかった」にもいろいろある。 1.全体像がわかる。(見当がつく) 2.整理するとわかる。(分類、まとめる) 3.筋が通るとわかる。(説明する) 4.空間関係がわかる。 5.仕組みがわかる。 ここまでは、未知のことに向き合ったとき、われわれがそ…

思考の習慣

思考の習慣(学校を変える力:デボラ・マイヤー) なぜそうだという事が言えるのか? 根拠の問題 誰がそう言っているのか? 視点の多様性の問題 原因は何か? ものごとの関係やパターンを探る もし、状況が違えば事態はどう変わっていたか? 仮定の問題 この…