学校教育リフレクション

主に学校教育を中心に綴ります。「学び」は学校に限らず、家庭、地域、社会と広く、生涯を通じて営み、人を育むものと考えています。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

母子家庭教育?

母子家庭から、教師が学ぶもの 教師向けの学習会の講話。 家庭裁判所での離婚調停で、 母子家庭となった母親に何を望むか尋ねた時の答えです。 1つ目、腕のいい弁護士が欲しい。 離婚調停です。父親の子どもの養育費を少しでも多く払ってもらいたい。 でも…

貧困は選択肢を失うこと

所得が真ん中の人の半分未満である「貧困状態」の家庭の子どもは(2013年の国民生活基礎調査時点では)約300万人いた。「報道では貧困状態が特に濃いケースが取り上げられので、より多くの子どもたちが置かれている相対的貧困の暮らしぶりが伝わらない」。一…

教育の2大目標 賢明で善良であること

トーマス・リコナーはその著作である「こころの教育論」(慶應義塾大学出版会)の中で、賢明で善良であることが教育の2大目標であることを掲げていいます。 賢明と善良が同じではない、賢明な人が必ずしも善良な人とは限らない。このことから、性格形成の教…

新卒一括採用のまま?

新卒一括採用は、新卒の時に1回だけ、採用機会が与えらる仕組み。若者は「新卒」というブランドを1回だけ与えられます。それを逃すと職のない若者が生まれ、しかも、その後も不安定な状態に置かれるのです。高度成長時代の大幅な人手不足の時代に完成した…